森林GISフォーラム地域シンポジウム in 山口
「森林分野における衛星データの利用」

主催:森林GISフォーラム
後援:森林計画学会、日本リモートセンシング学会、林野庁、森林総合研究所
日時:令和6年11月28日10:00-15:00
場所:山口市民会館
〒753-0074 山口市中央2丁目5番1号
(https://yamaguchi-civichall.com)
その他:参加無料/事前登録不要

プログラム
10:00-10:15 開会挨拶
10:20-10:40 森林分野における地球観測衛星の利用(田殿武雄:JAXA)
森林は,地域的にもグローバルにも重要な役割を持っているにも関わらず,時間・空間的な分布は必ずしも正確に把握されていない.この把握には人工衛星によるリモートセンシングの活用が有効な手段の一つと言える.衛星は繰り返し観測できるとともに,30年超のデータが蓄積されてきた.この特徴を活かして,様々な社会課題の解決・抑制につながればと考える次第である.本講演では,森林分野における地球観測衛星利用について,最新の研究事例も含めてご紹介する.

10:40-11:00 茨城県における伐採地検知情報の利用(北條良敬氏:茨城県)
茨城県は、森林総合研究所、JAXAと森林管理業務への衛星データの利用を目指して連携して取り組んでいるところ。具体的には、「だいち2号」の観測データによる伐採検知情報を森林クラウドに搭載し、現地調査等により検知精度を確認。その結果、伐採の「有無」の精度は高いものの、「面積」については改善の余地があった。将来的に、伐採検知の精度が現地調査に代替できる水準まで高くなれば、市町村職員等の事務負担の軽減に貢献できることが期待される。

11:00-11:20 林野行政における衛星データの利用(室木直樹市:林野庁)
光学衛星の高解像度化や小型衛星による撮影の高頻度化に加え、スタートアップによる解析技術の台頭などにより、林野行政における衛星利用の可能性が益々高まっています。そのような中、令和8年(2026)年度末までに民有林の8割において航空レーザ計測を推進するとしている政府目標も、堅調な推移の中、終盤へと差し掛かっています。この状況を踏まえつつ、次なる森林情報の把握として、リモートセンシング技術や衛星利用はどうあるべきかという論点を提示します。

11:20-13:00 昼食 賛助会員ブース

13:00-13:20 衛星データを利用した産業振興(藤本正克氏:山口県産業技術センター)

13:30-14:30 パネルディスカッション(進行:高橋正義)

14:30-14:45 閉会挨拶

シンポジウム前日の11月27日18時~山口市湯田温泉付近で懇親会を予定しています。懇親会は事前申込が必要です。〆切は11月15日です。人数把握の都合がありますので早めの申込みをお願いします。

懇親会申込みフォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScxFAS024xPvXQNxxjzs6h2oHWjPrOiuCE8l_de1PqcDygYTA/viewform?usp=sf_link