会長挨拶

会長就任の挨拶

平田 泰雅((国研)森林総合研究所)

この度、粟屋前会長からバトンを引き継ぎ、森林GISフォーラム第13代会長を務めることになりました。

現在、我が国の森林を取り巻く情勢は大きく変わろうとしています。昨年末に決定された平成30年度税制改正の大綱において、森林環境税 (仮称)及び森林環境譲与税(仮称)が創設されることになりました。また、平成30年5月25日には、新たな森林管理システム導入のための「森林経営管理法」が可決・成立しました。これらの税制、法律により、所有者の経営意欲の低下や所有者不明森林の増加、境界未確定の森林の存在や担い手の不足等、持続的な森林経営を阻む様々な課題に対処することが可能になります。今後、これらの課題に取り組むため、森林GISに対するニーズが今までに無いほど高まると考えられます。

ICT(Information and Communication Technology)による情報・知識の共有が急速に発展する中、森林GISの世界でもオープンデータ化やクラウド化が進み、空間情報の価値が急速に高まりつつあります。さらにIoT(Internet of Things)の進化により、さまざまなセンサーによって収集される膨大なデータがインターネットを介して集積され、ビックデータとしてAI(Artificial Intelligence)による分析を通して新たな森林管理システムに役立つ様々な情報を提供する時代を迎えます。この時代の流れを敏感に感じ取りながら、会員同士の新たな技術の共有だけでなく、会員から外に向けての情報発信の場として当フォーラムを運営していきたいと考えています。

森林GISフォーラムでは「東京シンポジウム」と「地域セミナー」を中心に、森林GISと森林GISに関連した技術について利用例などを紹介しています。また、現場ですぐに使える技術を会員同士で共有するため「技術セミナー」を開催しています。さらに森林学会大会の場をお借りして、「学生コンテスト」を開催し、次世代を担う学生の優秀な研究を表彰しています。

森林GISフォーラムでは、森林クラウドの標準化に向けてどのような貢献が可能なのかを検討していきます。山本副会長をはじめ、高橋事務局長、会計担当の細田さん、広報担当の鹿又さんらの事務局、そして賛助会員、地区委員ならびに会員の皆様のご支援、ご協力をお願い申し上げます。

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